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hMG

hMG。これは、クロミッドの2段投与の後、まだ卵胞の発育が思わしくなかった為、私が受けた注射です。どういう作用があるのか、また、副作用はどういったものか、少し調べてみました。


hMG (ヒト閉経期尿中ゴナドトロピン)

製品名としては、代表的なものに ヒュメゴン 等が挙げられます。(ヒュメゴンて!!怪獣か!)
hMGは、簡単に言うと卵胞という風船を”膨らませる力”に相当します。私のように、クロミッドのみの排卵誘発では卵胞がうまく育たない・・等の、重度排卵障害の人に対し、よく使用される薬剤です。クロミッドの量を増やして副作用(内膜を薄くする・粘液の減少)を引き起こし、妊娠の確率を下げてしまうよりも、卵巣を直接刺激し、クロミッドのような副作用(内膜を薄くする・粘液の減少)もなく、効果的に排卵誘発を期待できます。

作用は、FSH(卵胞刺激ホルモン)と同様の働きをしてくれ、「低温期に排卵誘発の注射をした」という場合は、ほとんどがこの注射だと考えられます。


<副作用のお話>
そんなにも効果的に卵胞を育ててくれるんだったら、なんでもっと早く、簡単に使わないのか。やはりそこには恐ろしい副作用があります。

・ 卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
・ 多児妊娠 (約20%)

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)は、多嚢胞性卵巣症候群と診断された人に多く見られます。hMGを1度注射したくらいで、重度の卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になることはあまりないと言われていますが、hMGを続けて打つ場合には、経過をよく診てもらい、お腹の張りや、腹痛等の小さな症状もメモしておくことが大切です。ひどい場合は、お腹がスイカのように腫れあがり、胸にまで水が溜まり、呼吸困難を起こすことがありますので、決してお医者様の処置に対して受身にならず、自分の体の異変にも気付けるようにしておかないといけませんね。

多児妊娠については、「副作用」なんていうことに少なからず気が引けてしまいますね。双子ちゃんや、三つ子ちゃん、授かれば大変なんでしょうが、赤ちゃん待ちをしている者にとっては本当に嬉しいことです。
卵巣を刺激し、卵胞をたくさん育てることによって、複数個の排卵を招くことが多々あります。そして、その複数個の卵子が無事受精し、着床すれば双子ちゃんや、三つ子ちゃんなどの多児妊娠となるわけです。
実際、今周期の私の卵胞は、著しく目立って成長している卵胞が2つ。どちらも排卵しそうです。ってことは、どちらも元気に排卵・受精・着床してくれたのなら、私は双子ちゃんを授かる可能性があります。
と言っても、多胎妊娠は「異常妊娠」とも言われ、母体に負担がかかるのみならず、赤ちゃんも小さく生まれることが多いため、手放しに喜べるものではありません。また、妊娠中の入院や、出産時のトラブル、産後にはもちろん多額の医療費・育児費がかかり、実際のところは大きな問題になっています。
多児妊娠の確率は、クロミッド等の内服薬での排卵誘発での多児妊娠(主に双子)の可能性は2%。また、hMG・hCG等の注射を用いた場合は、確率も上がり、20%とも言われています。

これは、我が夫婦の悩みでもあります。
もちろん、双子ちゃんを授かれば心から喜び、一生懸命お腹で育て、産み、そして育児もしていく覚悟はありますが、抱えきれないほどの不安と戦うことになるでしょう。しかし、「多児妊娠を確実に避けたい」ということは、排卵誘発剤を使用しなければ排卵しない、重度排卵障害の私にとっては不可能なこと。「今回は2つ排卵しそうです」と言われ「じゃあ、今回はパス」なんて到底言えません。
もし、双子ちゃんや三つ子ちゃんがお腹に宿れば、きっと私達夫婦への試練でもあり、私達夫婦を「それをやり抜く力がある」と神様が選んで下さったのだと信じたいと思います。





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by weni_come_baby | 2007-01-25 11:01 | ・ 専門用語


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